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​2025年度開講挨拶

​「サステナブル経営財務マスターコース」へようこそ

​会長 相原 戦太郎

 いま私たちは、「コスト削減か、価値創出か」「環境対応か、競争力か」——といった

二項対立を超え、**“サステナブルであることが競争力になる時代”**を迎えています。

循環型社会への転換、GX(グリーントランスフォーメーション)、人的資本経営、

情報開示(ESG・統合報告)といった新たな経営課題に対して、企業は、もはや“部分最適”ではなく、“統合された戦略的意思決定”を求められるようになりました。


このマスターコースでは、企業が「サステナブル経営」を実装していくための財務的視座と組織変革視座の融合を図ります。特に、以下の3点を中心に、診断士・実務家としての“問いの力”を磨いていただきます。


 1.    単なるPL/BS分析ではなく、企業のサステナブルな未来像を起点とした“逆算型”の

  財務診断と、投資・資本政策の立案

 2.    TOC(制約理論)とデータドリブン経営 :: 経営資源の“流れ”に注目し、「どこで

  価値が止まっているのか?」を明らかにする診断思考と、KPI設計の技術

 3.    数値と対話のバランスを重視し、経営幹部との対話を通じて、共に価値創造を導く

  ファシリテーション力の養成


 本コースの講義・診断演習は、私が企業経営の現場で60年にわたり積み上げてきた実践知を土台に、診断士の“対話力”と“構想力”の向上を目指します。


経営者の悩みに寄り添い、経営課題の本質に切り込む——
そんな「未来に向けた支援」ができる診断士として、ともに成長しませんか。


2025年、皆さんとお会いできることを、心より楽しみにしております。

​2025年4月

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